口腔外科 ORAL SURGERY

顎関節症とは

「顎関節症」と一口に言っても、食事の時の痛みや口の開閉がしにくい、顎関節から異音がするなど、症状は人によって変わります。軽度であれば違和感や軽い痛みを覚える程度ですが、重症化すると顎関節が変形してしまうケースもあります。頭痛や肩こり、腰痛につながる場合や、睡眠障害につながることもありますので、当クリニックは症例を確認し、それぞれの方に合った診療を提供します。

顎関節症の治療法

まずお悩みや症状をていねいにお伺いしたうえで、必要な検査を行います。顎関節症と診断した場合は、それぞれの方に合わせてマウスピースを作成して装着していただき、状態を改善します。症状が重い場合や、骨の病気が見られる場合は、提携する専門性が高い機関をご紹介いたします。

歯ぎしり・食いしばりの原因

歯ぎしり・食いしばりの原因の一つに、精神的なストレスがあります。ストレスが大きくなるほど歯を食いしばる傾向が強くなり、あごや歯に負担をかけるので、ストレスを溜めないことや、解消法を学ぶことも重要です。しかし、無理に気を付けるよりは、歯ぎしり・食いしばりと上手に付き合っていくことが大切になります。

歯ぎしり・食いしばりの症状

歯ぎしり・食いしばりの現れ方も人によって大きな違いがあります。以下にグラインディング、クレンチング、タッピングなどの症状や特徴を紹介しますので、参考にしてください。

グラインディング
（歯ぎしり）

上下の歯を噛み合わせてスライドさせるクセです。歯の摩耗を促進するので注意したい症状ですが、ギリギリと音がするので周囲の人に気づかれやすい特徴を持っています。

クレンチング
（食いしばり）

上下の歯を強く食いしばる（噛みしめる）タイプです。夜寝ているときにクレンチングしている人もいますが、昼間でも食いしばりをしている人は少なくありません。

タッピング

上下の歯をカチカチと動作させるタイプです。グラインディングやクレンチングに比べると負担が少なく、あごや歯に与えるダメージも比較的大きくありません。

マウスピースを使用した歯ぎしり・食いしばりの治療

歯ぎしり・食いしばりがあると診断した場合は、患者様に合わせて作ったマウスピースを就寝時に装着していただきます。マウスピースは市販もされていますが、歯に合っていないとかえって症状を悪化させることがあるので、ぜひ当クリニックにご相談ください。

親知らずとは

親知らずは歯科医療的には「第三大臼歯」と呼ばれます。20歳前後で生えてくることが多いですが、あごのサイズが小さいとスペースがないことから、まっすぐ生えることができず周囲の歯を押して歯並びに悪影響を与えることがあります。また、お手入れがしにくいので虫歯や歯周病になりやすく、口腔内のトラブルの原因となることが少なくありません。

抜歯が必要でないケースもあります

• 抜歯が必要なケース

  • 歯並びを悪くする原因になっている
  • 噛み合わせを悪くする原因になっている
  • 歯磨きしにくいことで虫歯や歯周病を起こしやすい
  • 歯肉に炎症が起きている
  • 斜めや横向きに生えている

• 抜歯が必要でないケース

  • 神経や血管の位置から抜歯のリスクが強い
  • 問題なくまっすぐ生えている
  • 骨の中に埋まっていて悪影響がない